サッカー日本女子代表(a.k.a なでしこジャパン)とJリーグ 2024シーズン開幕

2月については、中旬以降は女子サッカーのことばかり考えていたように思う。対北朝鮮戦の成り行きが良くも悪くも面白かったからだ。面白い、とは勝ったから思えるわけだが、試合内容についても申し分ない面白さだった。

もともとアウェーがどう開催されるのかは注目されていたが、平壌開催が正式に決まったという発表がなされないまま日程が迫ってきて、直前で中立地の可能性が出てきた。サウジアラビアでの開催の可能性がまず情報としてあり、その後、大連の情報も出てきた。その位置関係からは、どちらが誰の意向なのかが伺えたが、結局サウジアラビアに。

笑えるのは、サンスポが「北朝鮮はロシアで合宿し、カタール開催を希望している」とかいう飛ばし記事を出したことで、こいつらがどれだけク○なのかがよくわかったね。実際には、北朝鮮は「中国の南方」で合宿をしていたそうで、開催に向けても中国の協力を仰いだが、そうならなかった。春節と被ったからという憶測もあったようだが、まあよくわからない。

そんなこんなで北朝鮮女子チームはほぼ丸一日かけて陸路北京入りし、そこからは空路。こういう時だと注目が集まって、移動中のチームの様子などが映像として報じられるので、かなりレアだった。

試合となると、わかっていたことだが球際の強さだけでなく、オンザボールでの技術もあって非常に厄介な相手だった。ただし拮抗している対戦ではクオリティが必要になるし、その絶対値は日本女子が優っていた。だから相手を見定めた2戦目で顕著になり、危険ではあり続けたが、勝利は順当と言えるものだろう。思っていたよりもクリーンなゲームになっていて、そこも面白さの一因だ。緊張感のあるとても良い試合だった。

クオリティという点では、やはり山下杏也加のスーパーなセーブが光った。あれは凄かったね。本人はインタビューで「(あの瞬間で)止められることを確信していた」というから、優れたGKというのは本当に有難いものだ。

そしてその山下から週末に再開したWEリーグでゴールを奪った清家貴子のシュートも凄かった。女子サッカーは面白い、ということはあらためて触れておきたい。

 

福岡vs札幌の試合結果・データ(明治安田J1リーグ:2024年2月24日)

https://www.jleague.jp/match/j1/2024/022403/live#recap

横浜FMvs福岡の試合結果・データ(明治安田J1リーグ:2024年3月1日)

https://www.jleague.jp/match/j1/2024/030102/live#recap

さてアビスパ。まあまだ何かに言及するのは避けたいところで、金曜日に暫定1位にもなって、2節終了時には早くも全勝がいなくなった。そして、無失点はアビスパのみとなった。金曜夜の真裏では4対5というロクでもないスコアの試合が行われていたりもする。面白い。

次節はまた面白い対戦になりそうだがどうなるか。楽しみだし期待しよう。