2023シーズン開幕

また今年も厳しく、かつワクワクするJ1リーグが始まった。満員のノエスタでのアウェーはやはり難しい試合になったし、どこかナイーブな印象を受けたのも事実。しかしそれは勝ちたい気持ちの表れでもあるだろう。

あらためて神戸の布陣を見ると経験値の高いメンバーが揃っていて、そういう彼らと伍して闘っていたことは十分評価できる。相手もアビスパに対して集中して、慎重に振る舞っていたと思う。向こうの指揮官は「『とにかく我慢しろ』と。失点ゼロでいけばウチは絶対に点が入る」と指示していたということだが、そのプランを覆すチャンスはあった。

それは前半においての押し込んだ時間帯だったりするのだが、やはり必要なのは「良いパス、良いシュート」なので、それが欠かれるとこのリーグでは厳しい。とは言え、前線の3人には良い雰囲気があり、ゴールは遠くないと思える。

紺野のアビスパでのデビューは見事だった。「こういう選手」というのがよくわかるし、それを表現できるタイプだということだ。シーズンは始まったばかりだし、これから連携も進んでいくわけで、そこは楽しみだ。

井手口や佐藤、鶴野といった新加入選手たちのことなどもこれから知っていくことになるが、とにかく今季もアビスパの強度は健在なのは間違いない。より高めていって欲しい。