酷暑が始まった

オリンピックのため、だけでなくサマーブレイクは必須と思える気候だ。秋春制への移行が控えてはいるが、実際のところ我慢はもはや危険だと言えるだろう。日本人選手には培ったものがあるのは当然とはいえ、それでも度を越している。

そんなことをあらためて考えさせられるのが、先日の京都戦だった。京都の福田のは別の要因(足を伸ばし切ったところでボールをブロックした)があるのかと思うが、ウェリが早々に退場したのはやはりコンディションのコントロールの難易度が上がっているからと思われるからだ。相手のハイペースのこともあるにせよ。

そこで考えるのはイラン人であるシャハブのことだったりもするが、気温はともかく多湿の日本の夏は堪えるだろうなと思ってしまう。その辺りはもちろんチームとして、スタッフ達がサポートし、マネジメントをしていくだろうが、ケガ人が増えたポジションをどう取り回していくかは中断期間までの課題になったかと。

そんな気候の中でも強度の高い、ハイテンションな試合を見せてくれている選手たち(相手も)には感謝しているが、そこは適正な範囲でやってくれたらいいのだし、なんにせよ無理は良くない。

直近の2試合は、それこそ厳しい展開の中で、ワンプレーが勝敗を分けるようなものになったかと思う。面白い試合だったし、勝てばもちろんだが、京都戦の最終盤の成り行きも「この競技の面白さ」を示すものだったので、嫌じゃない。

ただしあえて言うなら、あの失点(先制点)は残念だった。アラートが欠かれていたと言えるからだ。

ミッドウィークには天皇杯があり、週末はアウェイ広島戦。難しい試合が続くが、これまで積み上げてきたものを発揮して欲しいなと思う。