クラブ最多勝点

J1でのクラブ最多勝点を更新したということでいつ以来なのか気になった。おそらく2000年の1stと2ndを足した37を上回ったということなのだろう。ただしとりあえずの目標としているのは50ということで、まだまだである。

徳島との対戦は同じ昇格組なので「お互いが良い内容」であればいいなと思っていた。そういう意味では前半は物足りないものになった。とはいえ徳島はシビアに守備で身体を張っていたので、この対決に向けての気持ちは感じられた。エミルのアクシデントはかなり心配だし、同様のケースを実体験として知っている中払の中継時の言及は気になるところだ。

後半で雰囲気が出てきたアビスパは、金森がPAに侵入して、ボールを保持していた中村から緩めのボールが配給される。これは高さを期待したフアンマへのパスにも思えたが、金森についていたカカがはじき返したボールを山岸が競り、絶妙な落としになって反転しながら金森が右足を振り抜いた。鹿島戦以来のゴールというが、この時も山岸が肩で落としたボールを打ち抜いて決めているから、今回のはお互いが感じていたのだろう。金森は前半からよく走っていたので、そういう選手が決めるのは良いことだなと思う。

そしてこの試合でも交替が試合を動かし、決定づけた。ジョン マリの1点目はあれだけ囲まれていても自分で打つことを狙っているからで、彼のフィジカルの強さが活かされたシーンだ。2点目はストライカーとしての読みとスキルが発揮されたし、重廣のパスも秀逸だった。

1-0で終わらないチームになってきているのかもしれないが、無失点で終わらせるためにも攻撃は重要なので良い傾向なのではないだろうか。また次も期待している。