10位以内とアーセナル冨安

シーズン終盤でも失速しない理由の一つとして「やや高めに設定された目標の存在」があるだろう。これで今の「ハチ位」のままシーズンを終えれば素敵だなと思う。

柏の古賀太陽が言っていたようにこちらの2トップは意外なものになった。残念ながらうまくいったとは言えないが悪くもなかったかな。コンビネーションという意味ではやはり物足りないが、それはフアンマと山岸コンビ以外はおおむねそのままで来ているから仕方ない。

ジョン マリはPA内での期待感はあるし、フアンマにしても同様だ。しかし相手もあってのことなのでしっかり対応されると単騎では難しい。金森なんかも「取らせてあげよう」と気を吐いていたが実際は自分で打ったほうが良い場面ならそちらを選択してほしいなと思う。

吉岡は久しぶりに見たけれど、やはりアクセントをつけられるし守備面でも気が利くタイプだ。残りの試合でも見たい選手である。

スコアレスではあったけど良い試合だった。このまま続けてほしい。

そしてリバプールアーセナルの1戦。前半はガナーズもよくやっていたし、あの1点はまあ仕方ない。しかしレッズにリードされては難しい試合になるし、あの後半はまさにそのようになった。後半の前に気になったのは控え通路のところでアルテタが冨安とタヴァレスに何か伝えて鼓舞していたこと。ビハインドの状況で両SBに言うこととなるとやはり攻撃参加のところだろう。しかしそれが裏目に出てしまったか。最後は南野のゴールも生まれるというおまけつき。

冨安本人のプレーは安定していたし、大したものだなと思う。さすがの相手に崩されるシーンもあったがラムスデールの好セーブもあり失点にはいたらず。しかしこのGKはノリにノッているなという印象。DFラインが安定しているという側面もあるが、決定機でも素晴らしい反応と判断を見せてきている。

まあこれがガナーズの現在地ということで、どこが弱いかもある程度はっきりした。そこでどう手当てされるかが今後の注目点になるだろう。ちなみに冨安がファールを受けて倒れたシーンでアルテタが激昂していたのが何だか「良いな」と思ってしまったね。Jはもうすぐ終わるが、楽しみはプレミアで続く。