既視感

サッカー・サッカー男子の結果 - 東京オリンピック・パラリンピック特集 - Yahoo! JAPAN

スペインが保持して日本が守勢にまわる。意外だったのは日本のU-24がこれほどに守れるチームだったということ。DFラインとセントラルのブロックはA代表の3人が名を連ね(冨安がいれば4人)、個で負けていないから最後のところで封じていた。

そういう戦いはアビスパで昨年から見てきているので、既視感もあったが違いも見えてくる。U-24は高い位置で奪いにいくことはあまりしないで、バイタル付近で絡めとっていくことに終始していた印象。奪ってからのスピード感はあったが、スペインの切り替えも常に早く、前半は封じられていた。

後半は時間が経つにつれてオープンになって、日本も持てるようになってくる。しかし決定打はなく、このレベルになると、林や上田のクオリティが足りていないことがわかってくる。堂安や久保は通用していたが気負いが過ぎたかもしれない。もっと良い判断があればゴールが近づいたと思えるシーンもあった。ただしそれで結果を出してきた2人だから問題はない。相馬も良かったのだけど、とにかくこちらの2列目の突破に偏りすぎた日本は単調な攻めになっていたし、延長で前田が出ても活かせなかった。彼にニアで触らせるとかしてほしいし、CKで谷が上がったら彼を狙うべきだ。Jリーグ見ろよ、と。

谷は準々決勝のPK戦でヒーローになったが、この試合でも良かったと思う。あのPK戦でのセーブはベススタでのアレを思い出させてくれた笑。アセンシオのゴールはさすがと言うよりない。スローでわかったが、プレジャンプのタイミングが遅れていたし、DFの対応も良くなかった。アセンシオの外し方、オヤルサバルの判断が良かったが、相手に余裕を与えてしまっていたし、さすがに持たせ過ぎたということだ。だからまあ順当な負けだと言うべきだろう。

次はメダルを賭けてメキシコとの再戦となった。使い切らなかった堂安と久保に期待するしかない。昨日良かった板倉は一次ラウンドでメキシコを知っている。その彼を替えて冨安を出すのかどうかも注目される。