久しぶりにキリンカップ観たけど珍しく欧州のお客さん(ボスニア・ヘルツェゴビナ)が頑張ってくれたので面白かった。
基本的に日本はいつも通りだったからこの際どうでもよく、ボスニアが強度の高いプレーを続けてくれていたので日本チームの現実がちゃんと浮き彫りになったことが本当に良かったと思う。
近年の日本代表がやりたいことというのは所詮はサーカスなんだろう。真剣度が増す試合になると「日本らしさ」は影を潜める。ザックの頃からずっと停滞しているというのが個人的な見解だし、良い指揮官に恵まれていないという点でもそう。そういえばアギーレどうしてるだろうと思ってググったら案の定八百長問題は何も進展しておらず、アル・ワフダFCで監督を続けているようだ。彼は日本代表を変えようとしたと思うし、競争についても一部の人気者を特別扱いしない気配を見せた。残念だ。
今のところハリルについてはあまり良い印象がない。彼は重要な試合であっても名前でメンバーを選びそうで、コンディションや相手との駆け引きに関わらずチームに関わる多数派のための人選をするんじゃないかな。まあ日本代表の指揮官になろうっていうんだから基本金だよね‥少なくとも名誉じゃない。その上でもしも良い結果が出たら儲けものくらいのスタンスだと思うが言い過ぎか。
普通に考えて日本が最終予選を突破するのはほぼ間違いないと思っていたが、ちょっと怪しくなってきたかもしれない。オージーはともかく中東勢とはFIFAランク以上の差があると思っている。経験の差と言ってもいい。そういうアドバンテージをどう考えるかだが、今の代表はあまりゲーム運びで深みを感じさせないので相手の土俵にまんまと乗り続ける気がする。柔軟性にかけるんだな。そしてハリルはそういうチームに判断よく「何か」を与えられる指揮官かどうか‥。
最後に。以前から言ってきていることだけど今の代表のエースは岡崎だろう。最もゴールの匂いを感じさせる選手だからだが懸念もある。ブンデスの頃と違ってレスターでは多くの時間をチーム戦術の尊き犠牲者として過ごしてしまった。得点数はマインツ時代の半分以下。これは代表に持ち込んで欲しくないし、代表ではもっとわがままに振舞って欲しい。彼がチーム戦術の頂点にいる代表を見てみたい。