まさか

サッカー:アジアカップ・準々決勝:日本vs.UAE(会場:スタジアム・オーストラリア)
前回のエントリで代表と指揮官への評価について触れた。期待された方向に進んでないことを指摘したが、それでもまさかUAEに負けるとは。ただああいう代表は既に見知っているのでそっちの驚きはない。ビハインドの状況で一本調子になる癖も相変わらずだし、チャンス(らしいもの)は作っても点を取れないのもそう。遠藤はブラジルでの本選では控えに回った選手だし、あの位置で輝かないし、ハイレベルで差を作れない。そういう選手をGLで多用してしまったのは謎だ。アギーレは当初彼を選ばなかった。柴崎はコンディションの問題があったことは考慮しないといけないけれど、柴崎のゴールを誰よりも喜んだのはアギーレかもしれない。

さてこれで勘違いが正されるか。アギーレのUAE戦での采配は悪くなかったし、むしろ好ましいものだった。豊田が事前にもっと時間を与えられていたらよかったが、既存のメンバーとの相性もあるだろう。いい加減「FW主体の攻撃」を突き詰める流れになるといいのだが。
ブラジルでの失敗を顧みないかのような現代表がこういうことになって良かったように思える。

ザックはああいう積極的な交代策はとらなかっただろうな。まあザックはアジア杯を獲ったけどもずっと不満だったからアギーレが違いを見せてくれたのは好感が持てた。

最後に。敗戦後の香川の振る舞いは残念だった。だから中山が彼に「強くなってください」と言ったのは素晴らしいと思う。