1stステージ 第1節 2016年2月27日(土)14:00KO ベアスタ 鳥栖 2-1 福岡
開幕でダービーというやりすぎ感のあるリーグの思惑だが、実はこちらにとって都合が良いのではと思っていた。というのも鳥栖は指揮官が変わって藤田もいなくなり(まあ出場機会は去年減っていたようだが)、練度ではまだまだなのだろうと踏んでいたから。で、どうだったかというと実際そのように感じた。つまりあちらさんはそれほどの出来ではなかったので勝ち点を得られなかったのは残念だ。J1に定着するという使命のことを考えるとそう言わざるをえない。
豊田の得点はさすがだった。代表クラスの選手のスキルをしっかりと見せてくれたのは素直にありがたいなと思う。そしてそういう相手にしつこく絡んでいた惇の見立ては悪くないが上手くもなかったね。それでもプレーの精度やスピード感など明らかに下回っていたチームが取る手段として「試合を荒れさせる」というのはアリだし、「何かをしないと」と考えての行動だったのは理解したい。狡猾であるというのは実際のところアビスパに足りないところだし、今季は苦しい時間帯が続くはずだから流れを変えるための「何か」をチームで共有してほしい。
全体的な内容についてはどちらかと言うと好感の持てるものだったと思う。よく考えたら久しぶりの敗戦だったわけで、チームもJ1の舞台、雰囲気に馴染むまで時間がかかったが、明らかに時間が経つにつれてやりたいことが出来ているように見えた。そこに井原さんの修正が寄与していたのは頼もしいが選手交代には違和感がある。宣福がいてくれたらなあとは思うが彼が城後のバックアップに甘んじていい選手ではないので当然のことだと感じている。今季の宣福は開幕では出番がなかったようだがDFという表記があるのはどうなってるんだろう。とまれ頑張ってほしい。
新戦力の評価についてはもうしばらく見てからになるがもちろん期待したい。あとやっぱり坂田はいいね。60分しのいで彼を投入して1点獲って‥というのはプランの一つだろう。それがマリノス戦だったら痛快だ。