上がってきた

第36節 2015年10月10日(土)16:00KO レベスタ 福岡 1-0 千葉
生観戦した中では今季最高じゃないかと思う。いわゆるインテンシティのあるプレーが高い集中力で継続されていて今季最高というより2、3年振り返ってもこのクオリティはなかった。監督のことをフットボールの世界ではコーチと位置付ける。そういう点においても井原をはじめとするコーチ陣の力量が示された一戦だったのではないだろうか。ミスも減ったよね。

まだ早いが今季を振り返ると序盤で大きくつまづき、そこから堅実策で立て直してからは一進一退が続くが4バックを改めて採用するなど先を見越したマネジメントがあり今に至っている。やや残念なのはチーム内での競争がおとなしいように見えることなのだがベンチを含めた一体感は増しているようにも見える。確実にチームの状態は上がっている。

特筆するならば昨日の試合でもそうだったがU22代表の3人による下からの押し上げ(今となっては引っ張ってる方か)が緊張感を高めているように見えるということ。思い返せば新卒組がハマった2010年は躍動感や激しさがあった。五輪出場を目指す選手達の熱がチームに影響しているのは間違いない。来季どうなるかはとりあえず忘れよう!自動昇格までこれからも高めてほしい。

追記。佑昌のいた左サイドは城後と北斗がいたのでマッチアップもあった。残念なのは彼のスピードがいかされる局面が少なかったこと。それでも見た目でわかるほどにフィジカルを上げていたし、城後をはじくシーンもあった。個人的には2トップのセカンド、1トップのシャドーというのが彼の輝けるポジションなのだと思うがユーティリティーであるのは間違いない。今季は先発が4試合で1ゴールらしい。やはりチャンスを生かしてゴールを増やしていってほしい。

そして惇のゴール、素晴らしかったね。良いデザインだったと思う。
【ベストゴールノミネート】鈴木 惇(福岡)「J2リーグ 第36節」