お隣で黄金世代

ちょっと興味のある対戦だったので鳥栖ー鹿島を観てきた。
豊田が負傷していたことは知らなかったが観たかったのは鎌田と柴崎だったので問題無い。想定外だったのが本山のスタメンで800日ぶりとかいうツイートもあったな。道理で試合前の本山チャント&コールが多かった。中田は引退したけれども小笠原、本山、曽ヶ端といった黄金世代が未だにチームで存在感を放っていることに鹿島というクラブの歴史とか一貫性を感じる。本山は今でもスピード感があるし、オガサは上手い、ソガも安定感のあるプレーぶりだったがソガに関しては活躍の機会が少なかったね。
鳥栖は5バックでリトリートする戦い方でこれは退屈だった。豊田の不在がそうさせてるのだろうか。4バックだったよね‥?あまり後ろから前を追い越すような展開が見られず残念だった。鳥栖の良さは攻守において妥協無きハードワークを繰り広げる、という印象だったので。そういう中で注目の鎌田はオンザボールでの期待感を漂わせていたし少ないチャンスに絡んでもいた。あの落ち着きはなんだろうね。問題は抜いたようなプレーが多いということだろうから早いうちに本人が気づいて欲しいし、周りはそう促すべきだ。まだ18だけどね‥
対する鹿島は攻めあげてもバイタルでの混戦でなかなか良い形を作れない時間が続く。高さで勝負するようなメンバーでもないからね。前半は猛烈な眠気と戦う羽目に。
ハーフタイムにはホークス鷹の祭典とのコラボで若鷹軍団の歌が流れてホークスチアが踊り、風船が宙を舞う‥苦笑いするしかないが、アビスパをスルーして鳥栖とコラボするホークスの視点や判断は尊重したい。王者とコラボするには相応のクオリティが必須なのだ。ハリーホークのバク転凄かったよ。
後半もあまり刺激のない展開が進んでいたからスコアレスも頭をよぎる。「点を取るとしたら鹿島」だろうなとは前半から感じていたけれども。そしてまず鹿島が動いてきてダヴィ、本山を59分、70分に交代してそれぞれ赤崎、カイオがピッチへ。本山はスペースがないのでらしいプレーはあまり見られなかったが献身的に動いていたと思う。そしてこの時間帯でカイオのような選手が入ってきて明確な差が生まれだす。そのあとも遠藤康が入ったりとさすがの分厚い選手層だなと。赤星の負傷交代から完全に流れが変わって鹿島のワンサイドに。柴崎の1点目は綺麗なゴールでキッズたちも大喜びだった。その日無料配布されていた黄色の鷹の祭典コラボユニを着ていたが子供に罪はない。
集中の切れた鳥栖から最後の10分で3点。柴崎の2ゴール1アシストということでこれも珍しい。綺麗に崩して完全に意図されたゴールというのはなかなか見られないものなのでチケット代の元はとれたと思う。と同時にこのクオリティをレベスタで見られる日が来るのだろうかと気が重くもなる。金森に期待するしかないな。