嵐の前

昨晩の予報では降水確率は70%。でも晴れ間すら見えていた。この時点で勝ったような気分になった。
Jバブルの名残とも言える鳥栖スタは、とてもいい専用競技場だし、駅前という立地も抜群でしょう。
入り口前では選挙を控えて2大政党がアピールをしていて、興ざめもいいとこだったが、団扇とウェットティッシュはありがたく頂戴した。投票率が伸びることがどちらに有利になるのかな。伝統のビッグクラブに対するは、新興だがこれからビッグにならんとしているクラブ。前者は、伝統故にチーム改革が進まないが、豊富な資金力と知名度で「タレント」には事欠かない。後者は未だにチームカラーを示しきれていないが、シーンを「変えてくれる」期待感は大いにある‥‥それは、ともかく。
  
九州ダービー」の結果は1-1のドロー。
鳥栖の得点は福岡DFの半端なクリアからのもので、これさえなければという思いは強い。ミスはつきものとはいえ、状況に応じた対処というものを考えて欲しいなということ。昨晩のゲームは意外なほど、「セーフティな」クリアが少なく、慣れていないこちらにはハラハラするやら嬉しいやら。ただ、相手の攻撃を受け止めた後、途切れることなくDFラインから繋いでいくフットボールというのは、“脱J2”ぽくていい。まずはそこから始めて、いかに速攻に繋げていくか。攻守の切り替えの遅さは、まあそう簡単にはね‥。運動量でも頑張れるチームになってきているわけだし、もっとスペースを使ったパス回しを見たい。足下ばかりでは速攻は無理だから。
攻撃面では、中盤や前線でのアイデア不足も手伝って、やはり福岡はサイドからの崩しをもっと狙って欲しいなと思う。だから福岡の得点はホントに気持ちのいいゴールだった。「北斗の上がりが少ないよな」と思っていたところの、その北斗のクロスをグラウシオが頭でジャストミート(アレックスも見習って欲しい)。誠史のグラウンダのクロスなど、いいプレーもあったが、例によっての決定力不足。田中もいい動きをしている場面もあったけど、出てこないからね、パス。
獲れそうで獲れない追加点、その中で思ってしまうのは「太田&有光」をまた見たい、ということ。出たら出たでやきもきするんだろうけどね。
  
とにかく「勝てたな」という印象。次は大塚を最初から見たい。
  
チアもよかった(笑)けど、スタジアムの中で堂々と歌い上げたこの14歳。ダービーに華を添えました。
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「ダービー比較」
http://www.jsgoal.jp/club/2005-09/00023259.html