適応が始まる

開幕戦で鹿島に勝った清水を相手にアウェーでどう振舞うか、が注目点だったがそれは期待に沿うもので良かったと思う。その上で乗り越えるべき課題に取り組んでもいるように見受けられる。

やはりミスがらみの失点が続くが積極性を欠いたものでもない。その中で2度に渡って追いついたことが素晴らしい。昨シーズン、決意を持って移籍してきた山岸がJ1で今季チーム最初の得点者になったのは良かった。それに前半からずっと頑張っていたから、そういう選手にチャンスは訪れるものだ。(これは横浜FMの前田にも言えることだなあ)

ATでエミルがクオリティを示してドローに持ち込んだ。彼も常に闘ってくれる選手だから、ご褒美はあってしかるべきだろう。あと「カルリーニョス ジュニオ良いな」とも思いながら観ていた。

1部リーグの水準を体感してやるべきことがクリアになってきたと感じられるゲームだった。

そしてホームで横浜FMを迎えての第3節。前半のパフォーマンスは狙い通りと思えるもので、得点の匂いがしていた。「取れるときに取る」ということは大事だが、そうならない中でもうまくマネジメントして90分で結果を出していたのが昨季のアビスパ

不運な形で失点してしまうが、「ああいうことがある」ということはこちらの攻撃時にもありうるということになる。単純にゴールに向かうプレーは重要なのだ。

ひとつの先制点、ひとつのクリーンシートがきっかけになって良い流れがくればいいなと思うし、それは近づいている。

あと新加入の宮、志知、金森(おかえり!)、カウエ、吉岡もフィットしてきている。メンデスももちろん悪くないけど、これからもっと馴染めば良いなと思う。