チーム目黒

久しぶりにカーリング熱が。カナダでの女子世界選手権でチーム青森が上位4チームが戦うプレーオフ進出をかけたタイブレークデンマークを、そして準決勝進出をかけたプレーオフでスイスを破った。
プレーオフ進出が当初の最大の目標だったので、これは望外の大躍進ということになる。
中継をやっていることを知らなくて、予選リーグでデンマークに勝った当たりから見出したんですが、やっぱりこの競技は面白い。1試合が2時間30分前後で1プレー(1投)の間に考える時間がある、というのは野球観戦に慣れた日本人向けだと思います。もちろん戦術通りに全てがいくはずもなく、不確定要素が絡んでくるから勝負としての面白みがでてくるわけです。氷上のチェスと言われるだけに、この競技のルールと定石などがわかってないとプレーの善し悪しが判断出来ないはずなんですが、そこはトリノでの名解説で名を馳せた小林さんがいるから大丈夫なんですよ。自費でカーリングクラブを設立した同氏のブログも熱いです。
ちなみに準決勝で負けると、プレーオフ #1(予選3位と4位)の敗者との間で三位決定戦を行うルールなので、三たびスイス、オットーのチームと銅メダルをかけて戦うことに。カナダ式のフォーマットらしいね。
さて、加速度的に調子を上げてきたチーム青森のこれまでの戦いぶりを観るにつけ、リードの石崎という実力者の加入が大きいように思います。彼女のような経験者がリードをつとめることで、チームに落ち着きがでてきているのではないだろうか。そして何といってもスキップの目黒の存在が大きい。国際的にはカーリングのチーム名はスキップの名前が冠されることからも、スキップの力量が勝負の大半を占めることになるわけで(スキップがチームの紹介をする際にも"My team"と表現している)、彼女がチームをまとめ、安定したプレーを続けていることが今回の躍進の理由。トリノの頃から注目していたけど、ここまでは見事な成長ぶりを見せてくれています。
こちらではスイス戦が観れます。
次はカナダ戦で、予選では延長戦で破れましたが、ほとんど互角の戦いぶりでした。録画中継がアビスパとかぶるので、博多の森から帰ってからですね。どちらも期待します。