第1クール終了

北のチームがともに失速したのは、気温の上昇が関係しているのだろか‥とか考えなくもないですが、まだ負けていなかった仙台に土が付き、堅守でもってなる札幌も乱れた。その両者が次節で対決するわけで、その勝敗の行方は興味深いですね。
負けてガタガタっときてしまうことがある、というのはミドリのチームが見事に体現していますね。それにしても“凋落”という言葉はこのためにあったのか、とさえ思ってしまいます。ラモスの試合後のコメントはいつも楽しませてもらっていたが、もう笑うに笑えない‥‥
  
さて、昨日の勝ちゲームはスコア的には最高、でも内容は概ね可もなく不可もなくといったところでしょうか。とはいえ、神山の落ち着いた仕事ぶりや、久藤の絶妙シュート(惜しかった!)、佑昌の広くなったプレー幅、など見どころはあったわけですが。まあ2点目の恭平→アレックス→リンコン→アレックス→リンコンというシークエンスは圧巻の一言で、あまりの素晴らしさに立ち上がるのが一瞬遅れましたよ。
リンコンついては、あの時間帯に追加点を奪うことに成功した仕事ぶりで、「エース」の風格が漂い始めた感じがします。ただ、今後はマークが極めて強くなるでしょうから、その中でどう振る舞っていくのかを見届けたいと思いますね。そこでエゴを出すか、それともつぶれ役も厭わないか‥‥
  
勝っている中でも課題を見つけ、負け試合に学ぶ。それもこれも「自分たちが試合を動かす立場にある」という主体的なフットボールを志向しているからこそなんじゃないか、そう思います。開始20分までのバランスの悪さなど、選手たちが課題をどう自覚し、修正していくのかは、次のホームゲームで見てみたい部分ではありますね。プレースピードについては‥‥簡単じゃないでしょ。それは徐々に、ということで。
  
とりあえず、ここまではお疲れさま。でもまだ4分の1なので、何の区切りもついてないんですよね。クラブ史上初、なんて言葉にはいい響きも感じるが、大した感慨もない、というのが正直なところですね。さて、次いきましょう‥