今季のシンジ

ネタをどう作り上げるか(ねつ造と言っていい)、が仕事の連中の記事にいちいち反応することもないが‥‥


 衝撃の監督批判から一夜明け、小野は神妙になるどころか不可解な笑みすら見せていた。今季初めて先発落ちした千葉戦後、「監督には非常に不満がある」と報道陣にぶちまけ、大きく報じられる騒ぎになった。だがそれについては「ナイスです。どんな内容でも久々(のスポーツ新聞の1面)だからいいんじゃないですか」と軽い調子で語るだけだった。
これまで十分な働きを見せていたシンジが、指揮官のいうところの“戦術”によってスタメンを外されてしまった。そしてチームは一人少ない相手に追いつかれて引き分けた。
地獄のような8連戦(川崎に始まりガンバで終わる!)を背景とした休養策ととれなくもないのだが、本人にはそう伝えられてないし、何しろ選手と指揮官の間にコンセンサスが無いのが問題なんです。そういう本質には言及しないのがスポーツ紙なんですね。
  
そして、この記事にある発言がその通りであるかどうかは定かでないにしろ、実はシンジがそういう連中に対して皮肉っているととった方が自然なんですね。だから、そういうところには聡い記者連中がコンプレックスを刺激されて、一席ぶちあげたというのが今回の顛末。
さらに、そういうものに素直にも反応してしまったオジェックには、あのチームをまとめるのは無理なんじゃないか、という思いをさらに深めてしまいましたね。
  
ナカータのときもそうだったけど、「批判」という言葉をやけに問題視するこの国のジャーナリズムには辟易させられるんだよね。スポーツだけじゃなくさ。
  
それにしても、内紛すら煽るようなこの辺がいやらしい!

複数の選手は「試合前から記者に(不満を)言いそうな雰囲気があった」と証言。


追記:書き損ねましたが、今季のシンジのパフォーマンスは高みをキープしていて、相変わらずのオン・ザ・ボールスキルを随所に発揮しているんですよ。最近の流れではゲームメイカーのタイプがサイドのポジションにいることが少なくない。彼が今季どういう活躍をするのか楽しみですね。