コンプレックス

4月11日(水) 2007 J2リーグ戦 第8節
札幌 0 - 0 福岡 (19:04/西が丘/2,161人)
  
見てませんが、最近は地元メディアの記事の質が上がっているので、それなりに頭の中で組み立てはできますね。

Q:同じような質問になりますが、前線に林選手、リンコン選手などのポストプレーを出来る選手を選抜から外した理由は何かありますか?
「札幌のセンターには曽田、ブルーノ クアドロスという上背がある強い選手がいます。そこへリンコン、林を投入すると中央で競り合うというサッカーになってしまうので、彼らをそのポジションから外すような動きをして戸惑わせたいという狙いがありました」

こういうリティの意図というのは、これまで通り能動的にゲームに臨むためのもので、その一点においては評価したい。結果に繋がらなかったということで、多分にギャンブル性の高いものになってしまったわけですが。
あくまで攻撃主体の策であったはずだが、サマリーを見るにつけフィニッシュに繋がっていないのがあまりに残念。それを天候のせいにしてしまったらこの国でプロとして胸を張れるものではないでしょ。水を含んだピッチでGKが一番嫌がるものは何か、小学生でも知っていることだ。
  
万能な選手などいるわけもなく(極めて少数の例を除き)、ミスはつきもののこの競技。もし、苦手に感じているものがあるとしても、それを意識してしまったらどんな選手でも発揮できる力は半減します。ただし、悪条件下では物理的なプレーの制限が生じる。その差異をどう埋めてどう活かすか‥‥。そういう工夫ができないのは怠慢だと思いますね。
  
指揮官は常に強気で、選手たちの可能性を信じているんですよ。コンプレックスがあるならそれに向き合って、ぶち破らなければならない、そう思います。とにかく、次はホームで2連勝といきたいものです。