New balls please

2008 J2 第15節 C大阪 vs 福岡(長居)
多くのいい時間帯と致命的なミス。希望と絶望。区切りとして象徴的な試合となりました。
引分けが相応しい内容だったと思いますが、それが出来ないんですよ、今のこのチームは。CBとGKがアレをやったら、そりゃ舐められるわ。誰だって勝負をしかけるし、誰だって勝てると思うだろう。基本的に何も変わろうとしてない姿勢の選手が何人かいますよね。控えに回っていた頃は、たまに出てちょっと良かったりすると威勢のいいコメントが聞かれたものです。チーム内のけして高くない競争にのみ勤しんで、外がまったく見えてないんでしょう。そしていざスタメンに定着するとボロが出るんです。それはそうですよ。実は競争で勝ってきたわけでもないんだから。
リティの頭の中では、オージーを各ラインに入れてスタメンのレベルを上げるつもりだったんでしょうが、結果として(予算的なものから)選手層を薄くした弊害が出ていると言わざるを得ません。残しておくべき選手を見誤った、と言う点も罪が重い。そしてタレイやグリフィスはともかく、ルダンは昨年のチェッコリ同様、やはりJの狂おしいまでのスピードについていけそうもない。(というかウチのDFは誰もついていけてないです)
個人的には、今やるべきなのは代表に選出されるグリフィスを返し、くだんの追加資金でDFラインを強化することですね。でも誰かいるのかな‥やはりJ1でくすぶっているベテランか意気を感じさせるガッツのある若い衆をつれてきて欲しいな‥。
さて、ようやくにして希望の見える内容も示したアビスパですが、これからはまず「当たり前のこと」から始めていかなければならないと思います。競技者としての厳しさやチームとしての明確な指針を示してくれる指揮官を求め、自主性に欠けた若い衆を導いてあげないと。
ベテランは一杯いっぱいなんですよ。彼らに「もっともっと!」なんてとても言えません。ですから、伸び悩んでる連中を引き上げることがチーム力アップに繋がるんです。そういう点ではリティは相応しくなかった。やはり育成タイプでは無かった、ということですね。
あとあえて言うなら、ラモスは緑のクラブの絶大なる功労者でしたが、リティは違いますよね。答えはとっくに出ていると思う。