ロースコアの源は

サッカーマガジンで各J1チームの今季の傾向などを数値化していた中で、「DF傾向」なるものがあった。
・タックル
インターセプト
・クリア
の項目に分けられ、それぞれのプレー回数をグラフにしていたのだけど、ここでアビスパに特徴があることがわかった。
  
その特徴のある項目とは「クリア」。
まあ、福岡のサポーターなら納得のいくところだろうが、あまりに顕著だったのでね‥
他のチームがおしなべて600〜700の間だったのに比べて、アビスパは800を超えていたのだ。
「以前に比べれば減っているような‥‥」
気はしていたにもかかわらず、こうしたデータを見せられるとハッとしてしまう。
セーフティな選択が多いという事は、多くのピンチを摘みとる一方、素早い攻守の切り替えを放棄しているという事になるのかな。
  
セーフティなプレーというのは、相手にとってもセーフティなわけで、つまり50/50。不確定な要素がこの競技の醍醐味だと考えるなら、そうした「均衡のとれた」プレーが増えると面白みは薄れるよね。局面でのプレーの選択ひとつで40/60にも60/40にもなるのだとしたら、ここはひとつ一歩踏み出してみたらどうか。悪い選択があれば反面、良い選択が見えてくる。普通の選択ばかりじゃなく、リスクの度合いを(リスクと承知で)強めることは必要だと思うな。
  
さて、この数値が今後変わってくるのかどうか。一つの目安になるような気がする。