スペインのセビリアがUEFAカップ決勝で、プレミアのミドルスブラを4-0という大差で下し、初制覇。
http://jp.uefa.com/competitions/UEFACup/FixturesResults/Round=2214/match=84102/Report=RP.html
スペインリーグを見続けている僕としては、CLでのビジャレアルの躍進など注目していたクラブの活躍は嬉しいし、こうやって欧州の舞台で経験を積んで格を上げたクラブが増えてくると、勢い、スペインリーグの面白みも増す。
セビリアにはあのサビオラがいるわけで、バルサにいた頃に比べると注目度も下がっていたが、これで救われたような思いなのではないだろうか。本人も完全移籍を望んでいるようだし、リケルメ同様「バルサを追われた者」というネガティブイメージを払拭できればいいと思う。
しかし、セビリアはまだ気を抜けない。リーグでは現在5位。CL圏内の4位にはオサスナが勝ち点差3でいるという状況。雨天順延による試合数も残り2試合(本来は1)。得失点差からも残りの2試合を勝ちきれば間違いなく逆転できるのだが、何しろ残りのカードというのが、バルサとマドリー。
CL決勝を控えたバルサは確実にメンバーを落としてくるだろうが、マドリーは3位バレンシアと熾烈な2位争い(CL本戦出場権)を繰り広げている‥‥
セビリアの冒険はまだ終わらない。
一方負けたミドルスブラは、監督がマクラーレン氏ということで、次期イングランド代表監督に決まったほどの人でもある。
だが‥‥
もちろん、サポーターという存在は時に感情的になるという側面もあるが、彼らがアーセナル戦での0−7の惨敗(2006年1月14日)、そして前段で触れたホームでのアストンビラ戦の0−4の大敗などをともに乗り越えてきたのも事実であり、彼らの言い分を軽視するわけにはいかないだろう。
ひょっとすると彼らの言い分はUEFAカップ決勝進出ということで帳消しになるかもしれないが、プレミアリーグの中で最も懐の深い人物として知られるギブソン会長の怒りを買ったということが彼の能力にクエスチョンマークをつけるのは間違いないだろう。
http://www.sponichi.co.jp/wsplus/column_w/06100.html
この大敗は、決勝に進んだ喜びなど吹き飛ばしてしまったかもね。
そして就任前から逆風が吹き捲くっているわけか。その次のイングランド代表監督が話題になるのも無理はない。