カシマ戦記

来た、見た、勝っ‥‥‥負けた。
  
初めての北九州空港、初めてのスターフライヤー、そしてカシマスタジアム。初づくしのカシマ行は、カップ戦に続いての惨敗とほろ苦いものになってしまった。
  
とりあえず北九州空港スターフライヤーについて。わざわざ福岡市内から車を走らせて遠い空港に行く事にしたのも、スターフライヤーを利用してみたかったから。新しい空港のロケーションも気にはなっていたし、特につらいとも思わなかった。(後になって思ったことだが、東京から鹿嶋(地名はこちら)に行くことに比べれば何ということはない。それくらい鹿嶋は僻地)
新空港は、身の丈にあった小振りな感じが好印象。田舎の公共事業によくありがちな「驕り」の匂いは少ない。といっても、あの人工島そのものが果たして‥‥ではあるのだけど。
そしてなんといっても、入り口すぐのカウンターにメーテルが! さすが松本零士を生み、今は産業用ロボットで有名な企業を抱える北九‥‥。しかもスターフライヤーの機体は黒ベースだからね。一貫性があるような気がしたのは多分俺くらいだろうし、勝手に無限の宇宙を思い浮かべ、機内のAV端末の曲リストにゴダイゴ佐々木功が無かったのを残念に思ったりしたのも俺くらいだろう。Daft Punkの「One More Time」でもいいからどうでしょうかね。
それにしても、スターフライヤーはスタイルを感じさせる。サイトイメージ、機体のカラーリング、そして革張りのシート‥‥いいね。ネットからの予約では座席指定までできるし、多少の手間はかかるものの、その対価として割引も用意されている。チェックインもスムーズだったし。良いものを作り上げようとする気概を感じさせるし、順調に継続、拡大していって欲しいと思う。
  
さて、肝心の鹿島戦だけど‥‥いやまったく、コワくないね、ウチは。点をとっても崩してる実感はないから自信が持てないんだ。FWで点をとれないチームはコワくないんだ。
敵将曰く、

「今までは硬く相手に決定機を作らせない守備がよかったのに、今日は全然ダメだった。中盤も支配された」と試合後の鹿島アントラーズアウトゥオリ監督は報道陣の前でを思い切り不満を口にした。
http://www.jsgoal.jp/news/00032000/00032499.html

勝ったからこそ言えるんだね。これに励まされるようじゃ、お里が知れる。開幕当初の高揚感も薄れ、折角の初勝利の興奮にカップ戦の惨敗が水を浴びせる。自信を積み上げないといけないのに、スーパー弱気な指揮官は平気で今季既に2度負かされている相手に対してメンバーを落とし、ついでにチームの流れも悪くした。「内容は‥‥」とか「精神面が‥‥」とか聞き飽きたよ。誰も望まない即席FWを入れることがJ1仕様なのか? 投入後、それを活かすべくチームは意図されたプレーをしたのか? するはずもない。「ただ枚数を増やしただけだ」ったんだからね。
こうなると、一気に疑念は膨らむ。「そもそも昇格に3年が必要だったのか」「ディシプリンとは前提でしかないのでは」「チームを掌握できているのか」「このままで大丈夫?」
  
うーん‥‥。ともあれ、リーグは続くんです。選手たちには切り替えてもらいたいです。出た者も出してもらえない者も。
そして噂通りカシマのもつ煮込みは美味だったし、翌日堪能した上野公園界隈も良かった。サッカーミュージアムは‥‥ノーコメント。