反攻

ちょっとした迷走にはまり込んだかのような1トップをすっぱりと忘れ、自分たちの積み上げてきた最も自信の持てるフットボールを取り戻す。何試合かぶりに、「知っているアビスパ」を観ることができそうだ。
新しく獲得した選手を活かすためのシステムも、試合前から半身を引いたような守備的な布陣も、もう観たくはない。
ケガ人が戻ってきたことを機に、開幕当初のフレッシュな気持ちを思い出して事にあたれば、状況は必ず好転すると思う。
  
今、改めてこの記事を見ると感慨深い。

「私たちは3年かけてチームを作ってきました。私はチーム、戦術、4−4−2のシステム、そして攻守ともに自信を持っています」。
そう語る監督の言葉は、そんな熱狂的アビスパファンにとってとても心強いことだろう。
「このチームと戦術はJ1で十分通用すると思っています。ただ、選手個人の質は浦和レッズガンバ大阪のように優れているわけではありません。ここまで3試合勝てていないのは、ただそれだけの理由です」。
松田監督はシーズン開幕からの3試合の引き分けについてそう話したが、アビスパはその後、ホームでグランパスにも0−1で敗れた。
http://www.fcjapan.co.jp/mail_magazine/news/feature_view.php3?id=620&m=0

真っ先に自信を失いかけたのは他ならぬ指揮官だったのではないかと思わなくもないのだけど、まあいいや。アビスパはこれから誇りや自信を一から積み上げていかなくてはならない。そのためにも、結果にとらわれない、自分たちのスタイルを貫くプレーを心がけて欲しい、と思う。
それには中盤の選手たちに、またしても多くの犠牲を強いることになるのだろうが、バックアップのメンバーにも遜色がないことは証明済みだ。シーズンを通してチームのパフォーマンスを保つためにも、中盤のローテーション(試合中でも試合毎でもいい)は一つのリスクマネジメント足り得るのではないだろうか。
ただ精神論を振りかざして「もっと頑張れ」では通用しないんだよね。
  
ああ、それにしても勝つには2点差をつける必要があるのかな。1点差を保つメンタリティはまだ見受けられないし、余裕がなさすぎる。愛妻のパックアップで爆発してくれ、グラウシオ
  
追記
有光ガンバレ! 俺は佑昌にアリを抑えて出るだけのものを感じてないぜ。
http://kyusyu.nikkansports.com/soccer/jleague/avispa/f-ka-tp0-20060421-21736.html