ケミカル

TRMとはいえ再開前に、同じような立場の広島を相手に結果を出したことは良かった。アビスパにとっては中断期間中のJ1とのゲームは唯一で、この機会でのチャレンジがどっちに転ぶかを正直心配していたからね。

リーグ再開を1週間後に控えた12日、福岡市内で行った広島との完全非公開の練習試合に1−0で勝利。川勝良一監督(48)就任後、本格的な練習試合は4戦全勝。
ではその相手であった広島がどのような状況かと言えば、一足先に新体制(新々体制か)になり、アビスパと同様の立て直しが求められている。広島はTRMで先週セレッソと対戦し、やはり0-1で負けているみたい。他所から見ても羨ましいタレントが前線にいるにも関わらず点は穫れていないというのは、やはり中盤の拙さだろうし、選択している戦術がタレントを活かしきれていない、といったところか。
  
まあ他所は他所として、そういうチームに勝ったというわけだ。お互いに結果が欲しかったはずのゲームで。
微細ではあるが期待していた化学変化がアビスパに起こっていることを感じている。それが即効性のある外部からのタレント流入によるものだとしても、このチームには前任者が残したベースを基に飛躍を遂げる可能性があると思っている。
‥‥未だに戸惑っているサポーターも大勢いるんでしょう。そんな人達に強烈なメッセージを発せるのか。19日はそういう試合になるな。少なくとも選手達は前向きだと信じている。