勝って兜の‥

良い天気と良いフットボール博多の森からの帰り道が多少混んでも、初勝利の余韻は続いていたので気にならなかった。試合の残り数分などは「勝ちそう」から「勝てる」と思えるようになって、こみ上げてくるような心持ちだったよ。

5年ぶりのJ1復帰初勝利。歓喜のホイッスルが響く中、MFホベルト主将がボールを高々とスタンドに蹴り込んだ。「長いとは思わなかったが、早く(初勝利を)挙げたかった。素直に喜びたい」。松田浩監督(45)は9試合目の初勝利をかみ締めるように切り出した。
http://kyusyu.nikkansports.com/soccer/jleague/avispa/p-ka-tp0-20060424-22900.html

その蹴り込んだボールは僕の目の前まで来たんだよね。さすがプロ、なかなか失速せずに真っ直ぐ向かってきたよ。それをパスに活かして欲しいと思うが‥。ヒロシも首が繋がったことを素直に喜んでいるようですが、正直「長かった」よ。案外、セレッソと広島での監督交代劇で最も影響を受けたのはウチだったかもしれない‥‥と考えると愉快です。
  
さて‥‥、昨日の結果はとても嬉しいし最高の結果だと思う。何より、1点差というシチュエーションで、よく守りよく攻めたことは多いに評価できる。ただし、1点目はラッキーゴールで2点目はおまけ。行ける時に機を見て人数をかけて敵の守備を崩すような狡猾さや迫力は皆無だったかな。そういう意味で、昨日のプレーは「いつも通り」だった。ということは、また勝てなくなることも大いにあり得るわけで。
この競技は相対的なものだから、昨日の新潟の出来ではあの結果は妥当という他はないし、そうなったのは間違いなくアビスパの実力だと言える。それだけに、もっと早くに2点目を奪えなかったことが懸念されるんだよね。
  
ともあれ、待望の勝利という結果を得た今後のアビスパに期待を込めて‥‥というか有光見たかったよ。アレックスを上げて、宮本を入れて、攻撃力のアップと守備の安定を図るといったところなんだろうけどさあ‥‥分別ってものがあるだろ。本職の選手たちへの礼を欠いたような采配には大いに異議を唱えたい。