曇りのち‥

今日は早起きしてスペインースロバキアプレーオフを見て、それから午前中は体を動かし、ちょっとバテ気味になったので、夕方まではのんびりとして、それから博多の森へ‥。
内容としては、総じて勝てたのは良かったかな。
  
まずアビスパミドルシュートと精度の低さには頭を抱えるしか無いのだけど、攻守の切り替えの早さは、チーム全体のものとしてよく体現されていた。特に守備意識の高さは、時に激しさを伴って、このゲームにいい緊張感を与えていたと思う。攻撃面は、正直、フィニッシュの精度はお粗末だったけど、何よりチャレンジし続けてくれたことが素晴らしい。ヘタな鉄砲‥というけど、この考え方は馬鹿にならないよ。攻撃が攻撃を呼び、やがてチームのリズムが試合を支配していくんだ。だからこそ、あの3点目はすでに勝敗は決していた終盤の2点差という状況でも、一番いいゴールだったと感じた。
ただ、今節のクライマックスは後半25分くらいだったか、ホベルトが単身ルーズボールを追いかけて競り合いながらゴールラインまで達したシーンだろう。長い距離のランはゴールキックにしか結実しなかったが、スタジアムには、長い、とても長い拍手が続いた。まるで、彼が自らのポジションに戻るまでの分も評価したかのようで、とてもいい空気に満たされた。とても、良かった。
北斗や岡山の起用法など、言いたいことも数多くあるけど、ようやく見えたゴール。そういう状況では何も文句のつけようがないな。
  
そしてスペイン。これだけは言っておこう。「出来るんなら最初からやれ」
事実上決まってしまったような圧勝劇で、ハットを演じたのはホアキンの替わりに起用されたルイス・ガルシアだったというのは、何とも微妙な。いくら2トップを封じても、2列目の攻撃力は半端ではない。タレント揃いのこのチームのポテンシャルを見せつけられた思いだ。
こういう強いスペインとオランダ、ポルトガル辺りの対戦というのをドイツでは見てみたいなと思わずにはいられない。
他の対戦は、どれも2nd Legにドラマが起こりうる、なあ。