チャリティー

昨晩、カンプノウで開催された世界選抜ー欧州選抜と、A3杯(横浜Fー深せん)を同じ時間帯に民放で放送していた。こんな時代がきたか‥‥。
カズがイタリアに渡る前くらいは世界選抜とか聞いただけでワクワクしたものだけど、今は普通にリーグ戦でそれに近いものが見れるしね。ACミランークリスマススターズ(世界選抜)なんて本当に「嘘!」の連続だったし、カズが出したセンタリングにウーゴ・サンチェスが反応したゴールなんかは今でも脳裏に焼き付いていたりする。サビチェビッチのドリブルもそう。
何だか少し陳腐化した嫌いもある「ジダンの仲間達」対「ロナウドロナウジーニョ)の友達」なんていうのも、見なきゃいけないものではなくなった。まあ、これは慈善であって、放映権料やチケット代などが寄付されるのだから大いに意義のあるものなんだけど。

それは分かるが、すぐにA3杯に切り替えた。国内リーグがまだ始まっていない国の人間としては、少しでも本気度の高いゲームを見たくなるのだ。
いや、中国の優勝チームはおそまつだった。個人のスピードには目を見張るものがあるけど、チームとしては意図するものが見えない。それが横浜Fの力の差によるものなのかもしれないが、まだまだあっちの龍には眠っていてもらうことになるなあ、これは。
それから試合を見て思ったのは、上野が良かったということ。やはり、といってもいい。以前のヌーノ・ゴメスもどきの長髪(レドンドとも言えないこともない)から短髪になって精悍さを増したのは、何も外見だけではない。高校時代から注目されたタレントだったけど、どうもテクニックに溺れている印象を受けていたのが、いい感じに「枯れてきた」という印象を2年ほど前から感じている。その辺、あの監督の薫陶によるものなのか何なのかはわからないけど、はっきりいって代表で見てみたい。元々あった攻撃のセンスが中盤の底にあって、結構効いていた。
前半、周りを見過ぎているキライがあって、「あ、打たないんだ」と思ったシーンも見受けられたのが、後半は見違えるようだった。そして得点。TVのリポーターが言うにはあの監督の指示で「積極的に」というものがあったとのこと。まあ、素人でも感じたことだけに、現場の指導者としてははがゆいところだったのだろう。
上野と隼麿は代表で見てみたいタレントだよなあ。あとV川崎の相馬。

ちなみに僕は、カズをW杯メンバーから外した「あの監督」をこれからも認めないことにしていたりします。