ポルトガルリーグ

現在のポルトガルリーグには2人の元アビスパ在籍選手がいる。中村航輔と邦本宜裕だ。しかも彼らは2015年シーズンに同時に在籍し、J1昇格を経験している。

航輔はこの1年だけだったということもあり、かなりレアな組み合わせだと言える。それぞれポルティモネンセ、カーザ・ピアACに所属していて邦本は今季からの加入。その2人が年末に初対戦していたということを年明けに知ったので、その様子はよくわかっていない。どちらも先発し、カーザ・ピアが勝っている。航輔がスタメンに定着してきていることを知ってはいたがノーマークだった。

正GKの移籍に伴ったものらしいが、それでも立派なことだと思う。すっかり変わった風貌込みで笑。守田のいるスポルティングとの対戦時にも先発していて、そのダイジェストを見ることができるが、4失点というほろ苦いものになっている。内容を見れば彼の問題では無いように思えるが……。

ポルトガルリーグの第15節は23年最初の試合である。そこでポルティモネンセベンフィカと、カーザ・ピアはFCポルトと、というビッグクラブとの対戦となった。DAZNでもピックアップしてくれていたので、他に作業もしながらではあるが見てみた。

航輔の方が期待通りというか笑、プレー機会がとても多く、前半だけで2度のPK対応に追われた。そして1つを触りながらも決められ、もう1つは見事にストップした。まあとにかく攻められるので、こちらは見応えがあったね。シュート数は16対1。ファインセーブもあり、相変わらずだなと思えた。最小失点での敗戦で、航輔の好プレーは光っていた。

邦本の方はスコアレスで終わり、彼は後半途中までの出場。ポルトガルのようなところでも彼のプレーは異彩を放っていて、アクセントになりえていた。プレースキックも任されていて、こちらも相変わらず。この上を狙うことは当然考えているとは思うが、まずはチームに貢献しようとしているように見えた。これでもっと発散する雰囲気があれば良いのにな、とは彼に対して抱いている印象でもある。それは変わっていない。

こうしてJのオフに彼らや冨安の活躍を見られるのは嬉しい。航輔は代表のこともあるし、3年後に航輔と冨安が、ということを考えるのはそこまでおかしいことではないだろう。