ゴール取り消し

カタール大会は最後の最後まで盛り上がる、記憶に残る大会になった。いや凄かった。

さて、半自動オフサイドテクノロジーの影響もありオフサイド判定が増えたということだが、その内訳がよくわからない。しかしそのテクノロジーが運用されることでゴール取り消しがそれなりに多かったなと思う。記事にもあるがアルゼンチンにしてもドイツにしてもGSの初戦でその洗礼を受けるわけで、ギリギリの駆け引きだけでなく、偶然性の強いものも取り消された。これで選手側の認識が変わっただろう。

ここで気になっていたのは「取り消された方のダメージ」。アルゼンチンやドイツはリードしている側なので、傷は小さいように思えるし、むしろ「有利な立場」の醸成に繋がったのはあるだろう。しかし得点にはなっておらず、逆にサウジや日本は救われた気持ちになる。

これはVARによるゴール取り消しを多く見るようになったJ1でもあるわけで、今更なのだけど、それが結果としてあらわれるのなら対策のようなものは必要なのではないかと。スコアは動いていないのにピッチの中での影響があるのは間違いない。

そういうケースがあれば「利用する」ということが出来たらいいな、などと考えたりする。取り消されて損をする側、助けられた側のその後のアクションは今後より注目したいなと思う。