ジャッジリプレイ

先日の仙台戦での渡のゴールシーンがやはり取り上げられた。この放送で初めて知ったのは「VARの対象にリスタートは含まれない」ということ。観戦時はリスタートの位置についてそこまで揉めているとは思ってなかった。というのもファウルの位置よりも少し後ろからのものだと感じていたから。確か中継時の映像では前のリスタートはフレームの外にあり、映されていなかったと思う。今回のジャッジリプレイの中で違うカメラの映像があったが、初めて見るものだった。なるほど、位置だけでもないのか。うん、確かに微妙。

しかし、そこはAPPの対象にならず、あの得点の場合に遡るのは志知のクロスまでだということだ。それを聞いて思い出したのは鹿島戦でのことだ。あの試合では鹿島がAPPによって正当に得点を消されていたが、その前にも気になるシーンがあって、そのことを記事内で触れていた。

 

17分のグローリのファウルの後のリスタートで、ポイントが明らかに鹿島に有利なところから始めさせてしまって、ここでは決定機に至っている。もしこれがゴールになっていたらこれもVARの対象にしなければならないはずだ。最初止めようとしていたようにも見えたがどういう判断で流したのか。不満が残る。

 つまりコレが決まっていてもAPPの対象にはならなかったということになるのか。それで良いのだろうか? 明らかに前の位置で確実に有利にはたらくケースでもそうなのだとしたら、主審には十分気を配って欲しいものだが、「何が有利か」という判断含めてどこまでいっても完全な対応などないのは理解している。

それにしてもあの渡のゴールの流れは、かなりレアなケースだったという。確かに守備側のクリアが近接した味方に当たって結果的にアシストしてしまうのはやはり珍しいのだな。渡がオンサイドにいた時点で守備側のタッチがある以上、フォギーニョの意図に関わらずノットオフサイドということで決着したということか。いやあ勉強になった。