タイトルを考えなくて良いのはありがたいが、今回は実のところ危ない試合だったと思う。「なんとなくうまくいっている」前半がまさにそれで、相手に合わせるような振る舞いをしてしまった。とは言え多くのCKで決めていれば、ということでもあったが、そうはならなかった。チャンスを無駄に消費していたと言えるかもで、やはり何かが欠けていたのだろう。
後半になってチームの姿勢も変わっただろうか。やるべきこと、やろうとしていることを表現できるようになってボールが早く動き出す。得点シーンは村上のロングフィードを山岸がフリーで収めて、遠野を経由して福満へ。そこからファーへアーリーを送り込んで前が決めた。これはクオリティが出たシーンでもあるが、相手のミスでもあっただろう。これを逆にやられてはいけないなと思う。
終盤で危ないシーンもあり、あのヘディングがポストに当たった瞬間、詰めていた群馬の選手はカードが裏に出て膝を着いたのは印象的だ。運が良かったというのは簡単だが、普通に考えて湯澤が体を張ったおかげである。そこで変わる数センチ(ゴールポストの直径は20cmくらい?)の積み重ねでこの連勝があるという象徴かも。
目標はあくまで昇格であり、そのためのプレーを求めていくことで連勝もある。過去に14連勝したチームは昇格している。