面白い試合だった。ほぼターンオーバーして互角の勝負をして最後はワンチャンスを見事なFKで決めた。
スタメンは久しぶりだったり初めての出場の選手までいた。それで強度が下がるかと言えばそうでもない。特に中盤とDFはうまくやっていたと思う。栃木の印象は前回よりも良かったし、あのスタイルで90分持たせるのは連戦時ではさらに厳しいだろうが、あえてチャレンジしているのかと。
後半途中から３枚替えという思い切った交替カードを切ったが、疲れが見え始めた相手に差をつけるにはそれも必要だったかもしれない。しかしこちらも10連戦中である。さらに前半にすでにあったアクシデントのことは考慮されるべきだったのでは。実際菊池が負傷交替となり、あっという間に５枚を使い切ることに。
結果としてフアンマの圧力と遠野のスピードでチャンスに近づいていって、あの福満のFKということになり、スーパーで劇的なゴールが生まれた。あの場面では「惇かサロモンソンがいれば」と多くの人が思ったはずで位置的には右のキッカーが良さそうだった。となると福満で、どうやら彼が蹴る雰囲気に見えた。そこで思い出したのがこの記事。
柿谷曜一朗が挙げる天才たち「イニエスタと小野さんは別格として、１位は…」 | サッカー | スポーツブル (スポブル)
「柿谷が認めるのだから‥」という希望を込めて見届けたFKの軌跡は完璧なものだった。いや「こんなことあるんだ」というのが素直なところだったが、それにしても見事な集中力だったと思う。
前半、やや押し込まれながらも互角に戦ったスタメンの頑張りが栃木を追い詰めたのだし、最後のところで止め切ったDF陣は素晴らしかった。負傷と見られた選手たちの無事を願っているが、コンディションの良い選手が揃えば戦える。よい準備をしてほしい。
