2019シーズン

井原が去って、イタリア人が来た。そしてまとまらないまま去っていった。そして火中の栗を拾った久藤が持ちこたえた。ざっくり言うとこんな感じ。

それでもシーズンを通して強度は落ちきらなかった。そこにヤンドンヒョンや加藤など途中から加入してプラスになってくれた選手もいた。チームとして上がる機運もあったと思うがやはり相手があってのことで、難しい。

振り返るにはあまりにも楽しくないシーズンだったが、とりあえず去っていく選手にまずご苦労様と言いたい。特に3年間にわたって強度のあるプレーを示してくれた松田力は観ていて楽しい選手だった。今季は同じく強度のある石原と右サイドで頑張ってくれたことを思い返す。その石原も湘南に戻ってしまうということだが、これは仕方ないことだろう。スタメンに定着してもらいたいし、いつかは代表に招集されることを願っている。菊地は引退ということで、お疲れ様でした。経験値を感じさせるプレーぶりはさすがだと感じた。

前川のスーパーなミドルもあった。大宮戦では石原のクロスにヘッドで合わせたドンヒョンのゴールも素晴らしかった。良い選手達がチームを離れる。それは下位に沈んだチームを表しているのだけど、どうやら来季に向けての戦力は整いつつあるようで驚いてもいる。

早めの新しい指揮官の発表を皮切りに期待を感じさせる補強が続き、フアンマまでが決まった。まだあるのだろうがやはり気になるのはセランテスのことだろう。ちょうど1年前のこの日付に獲得が発表され、期待を持ってシーズンを迎えたが、まさに期待通りで彼がいなかったらどうなっていたのか考えるのも恐ろしい。来季に向けてすでにGK3人が決まっている。できれば福岡でまだ観たいものだ。