下降線

2013 J2 第32節 福岡 vs 千葉(レベスタ)
ここにきて予算規模の彼我を言い訳にしだしたプシュニクへの評価はこれ以上ないくらい下がっていて、すでに底にはりついています。その戦力差をどうするのかがこの福岡の指揮官の役割なのです。始めから判っていることを苦しくなった段階で持ち出したことで底が知れた。ちなみに試合後の会見で彼はこう締めた。

現実的に考えれば、G大阪と神戸が1位と2位を争い、山形、長崎、京都、千葉、東京V、徳島らが続くのではないでしょうか。これらのクラブの大部分は我々よりも予算が大きく、質の高い選手がプレーしています

負けてもおめでとうを繰り返すヒトだから、これくらいの事は言うよね。彼は当事者であることを忌避しているようだ。で、「いやおかしい、山形、長崎、東京V、徳島は同規模かそれ以下だぞ」とすぐに突っ込めるんだけど、福岡担当の記者にそんなチェック機能は見込めません。
【2012年度Jクラブ経営情報開示資料詳細】
http://www.j-league.or.jp/aboutj/document/pdf/club-h24kaiji.pdf
あらためて詳しく見てみると面白い。東○Vのチーム人件費の割合とか‥なんで?

さて試合内容については特筆すべきこともないでしょう。こちらのゴールはどれも良かったし、あちらのも良かった。こちらは狙われるところを放置して、あちらはそこを狙った。それが判り易いのが3、4失点めでしたね。キングが不用意に上がったスペースを使われてからの展開と、不用意なパスを狙われてからの展開。で、ミスを認めてすぐにカバーしないんだな、王様だから。やたらと身振り手振りでアピールしているけど、個人的にはプレーを忌避して手を抜いているようにしか見えない。おっとこれくらいで。
笠川については仕方ないでしょう。一つ目の判断ミスから固くなってしまった印象ですが、これを糧に次も頑張って欲しい。悪いのは神戸戦で神山を追い込んだセルビア人。

最後に佑昌のこと。彼は良くも悪くも相変わらずでしたね。先日の惇と同じで少し入れ込みすぎだったかも。いいときはもっとボールタッチに落ち着きがありましたし、急がなくていいところであせってたような印象。コンスタントに出場できるように頑張って欲しい。そしてJ1で見てみたいですね。