悪くなかった

2011 J1 第15節 神戸 vs 福岡(ホームズ)
運は悪くなかった。でもね‥
やはり勝つべきでした、と言っておこうと思います。シュート数はともかく、決定的なチャンスは神戸にのみあって、アビスパにはなかったです。なのに引分けられたということの大事さを噛み締めつつ、それをいかせなかった甘さを悔やみたい気分です‥
アビスパについて。精彩を欠いていたGK神山に代えて六反を、そしてDFラインの内、ケガで大事をとったとみられるマコとミンジェの代わりに初出場の小原と、ベテランの和田を使ってきました。これまで、神山やミンジェは予想どおりのパフォーマンスでしたが(どちらの意味でも)、マコのここ数試合の低迷には驚きました。チームの低迷を一人で背負い込んだかのようなプレーが見られ、それが失点に直結するという現象はあのポジションの過酷さを物語っていましたね。とはいえ間を置けば彼はやってくれると信じています。そういう選手だし、今季も通用していると見込んでいましたので(彼ひとりで失点は減らせない)。
やはり和田とミンジェの交代は大きかったと思います。こと守備に関しては。縦の推進力ではその逆ですがもっと早くにこういった当然の判断がなされるべきでしたね。要は誰を活かすのかということなのです。あえて深く言及しませんが‥‥。
今は惇がいますが、マチが戻れば篠田は躊躇無く惇を外すでしょう(残念ながら)。その時にはジョンミンの左足のことをどうにか思い出してもらいたい(笑)。変化や駆け引きの足りないアビスパにとっては左利き特有のアングルがバリエーションをもたらしてくれるからです。まあ個人的には惇を右SHに置くパターンは育てておきたいところ。神戸戦ではいかにもうわずっていましたが、彼は必要なプレーを高めに設定してるようなので、使い続ければ必ず1部でも水準に達する選手になれると思います。クレバーであるということはかけがえのない資質なので。そして後半途中で惇と成岡を交代した篠田のセンスには辟易します。1枚目の交代カードをこれだけモヤっとさせるのは凄い‥。あそこで城後と代えてたら流れが変わった可能性は高いと思ってます。
‥‥まあ、初の勝ち点というこの流れなのでいいとこどりで進めます。まず小原。初出場で90分戦い抜いたのは素晴らしい。挑戦する気持ちがいい方向に出たし、それが彼の資質なのかも。期待値は高まりましたが、まだこれからでしょう。そして和田はやるべきことを完遂しましたね。できることよりもさらに枠をせばめて精度を上げた感じ。松浦や重松は守備面でかなり疲弊したところがあると思いますが、それがなければDFラインが耐えられなかったかもしれません。その中でもゴールに向かう姿勢をしっかりと見せていたのが流石です。佑昌や城後にはそれが見られないのは残念というか失望そのものなんですね。‥‥いや、いいとこどりで。
六反も力を発揮したし、あとはスエが目立たなかったということでしょうかね(笑)。彼があまり目立たないのは良い現象かと勝手に考えています。昨季はそれで昇格したようなものですから。オフザボールでの彼の貢献は素晴らしいと思いますよ。それではまた週末に‥