ブービーに勝ちました

それが何か?
2007 J2 第50節 福岡 vs 徳島(博多球)
  
サマリーなどを見ても「寒い」内容であったことは否めません。つまるところはフィニッシュの差であったわけですが、それ以外の所でどれだけ差をつくれていたか、を問題視したいと思うワケです。特に中盤はポゼッションを意識した動きが殆ど見られずに、連動性など皆無の体たらく。
そんな中で久永や布部といったベテランだけが次の次を考えたパス&ゴー、フリーランニングを見せていたわけで、先制点が右に流れたヒサのチャンスメイクで生まれたのは必然としか言いようがないですね。
実際、今のアビスパの選手は「自分たちが何をしたいのか」をどれだけ共有できているのだろう? 消極性と自信喪失によってシーズン当初のチャレンジ精神は玄界灘に消えた。今はギリギリのプライドだけで戦っているというのだろうか。そのプライドと自制心の固まりのような布さんが出られなくなってしまった残りの2試合、その精神を受け継ぐべき存在が見当たらない。