うまくいきませんな

2007 J2 第21節 仙台 vs 福岡(ユアスタ)
やっぱり観れてなくて、昨日ようやくセレッソ戦を録画で観たところなんですがね。
聞いたところによると「チームとしては頑張れていた」ということなので、そこは救われますよね。
  
2試合続けて点が獲れなくなっていますが、やはりこういうことになると「攻撃イメージを発散できる選手」の不在が重くのしかかります。アレックスは良い選手ですが一人でどうにかしてしまうタイプではありませんから。
もちろんそういう選手がどこにでもいるわけではありません‥。ではそういうチームはどうしているかというと、点を獲れるカタチをゴールネットから逆算して導きだしているのだと思います。FWがシュートを打てるにはその前にここまでボールを運べればいいだろう、そしてその前にはどういうポジショニングでどんなボールの流れで‥‥
お隣の話になりますが、鳥栖というチームは昨年の新居、そして今季は藤田という前線の核を得て「自分たちにやれること」を追求できる良いチームです。制約とかを楽しめているかのようですね。
  
翻ってアビスパはどうでしょうか。どうもフィニッシュへの詰めの部分でチグハグな感じがありますね。それは出し手と受け手の両方に問題があり、さらにいえば3人目、4人目の動きがおろそかになっているようにも思えます。あらためて頭の中のイメージを整理して、これだけはやっとくという優先順位をつけていくといいのかもしれません。
クオリティ的には今のパフォーマンスも第1クールとそれほど変わらない。もし何かが欠けてしまっているとしたら、それは選手たちのチャレンジする気持ちなのかもしれません。指揮官は変わらずポジティブですけどね。
新しいスタイルを与えられて、それを追いかけている間は良かったんですよ。ミスをポジティブに受け取れる向上心があったから。でも今はひとつのミスで動きが止まるんですよ。ミスありきの助け合い精神とでも言いますか‥‥それが足りない。
「うまくなったと思ったら、そこからヘタになっていく」
そういうことってスポーツ全般で言えることですよね。そして最後はメンタルなんだということも。
  
思ったよりも難産となってしまいました。相手チームもよく研究してきていると思います。でもそれを乗り越えてこそのシーズンなんですよ。リスクをおそれてはならないし、リスクから目を逸らしてもいけないんですね。
  
一部の選手の運動量の低下が気になりますが、基本的にはこのチームは昇格できる力をもっているんですよ。まだまだこれからですね。