自滅というか順当

2008 J2 第32節 広島 vs 福岡(広島ビ)
いつまで経ってもまとまらないで、結局は個に頼るしかないのが今のアビスパ。その個で完全に負けている広島に対してこういう結果になったとしてもこれは順当すぎるもので、あまり深刻にならないでいいと思いますね。それよりも熊本戦のように勝てる試合で勝ちきれないことのほうが罪は重い。
今のチームでは、2点のリードは重荷であって、2点のビハインドは絶望的な差に思えているように見えます。あまりに多く積み上げた失敗体験に縛られて、勝負所で弱気になってしまうんでしょうね。あれだけのミスを説明するにはメンタル面からのアプローチしかないと思いますので。
まあ、広島相手に弱気になるのは仕方ないんですが、それ以外のチームに対してはそれは許されないことなんですよ。今更組織力を上げろとは言わない。せめて対面の相手に競り負けてくれるな。
こういう状況で期待したいのは運動量を増やした勤勉なフットボールなんですが、それもフィジカルの弱いチーム(ジャンボを除く)には望むべくも無い。選手たちはタテマエでは「諦めていない」だのと言っていますが、プレーを見れば「諦めないでいられるだけのこと」をしていませんよね。常に判断が遅く、攻守の切り替えも同じく。ハードワークを忌避している選手も何人かいます。そういう基本的なところでガッカリさせられるのだけはやめてほしい。