燃料切れ

週末のスペインリーグ。バルサとマドリーの2試合が見れたら、まあ、お腹いっぱいかな。
さらに「バルサTV」でCLのチェルシー戦もみたけど、あの退場劇がなければ‥‥ということはさておき、オウンゴールの応酬となった珍しい展開は、質の高いアタックが繰り返されていたということ。紙一重の判断を迫られる局面が信じられないプレーに繋がったのであって、この試合の2オウンゴールについては責められるものではないと思った。(スーパー杯の坪井はどうかと思うが)
結果については、勝つべきチームが勝ったということだろうか。去年も思ったことだけど。2nd Legが残っているわけだけど、まさかはないね。バルサ強し。
  
スケジュールがタイトになってくると往々にしてチームのパフォーマンスは低調になるもので、今節のバルサとマドリーもそうだと感じた。それでも、こうした苦しいときにこそ真価は発揮されるもので、この2大クラブの差が、選手のクオリティ以前の、チームとしてのモラルというかプロ意識というか、そうしたメンタルの部分に由来していることがはっきりしたように感じた。
疲労感は拭えない中でもキレのある動きを随所に見せるバルサの攻撃陣に比べ、マドリーは‥‥
特に、ジダンの燃料切れは無惨という感じ。いや、それもグティという相棒が不在だったという側面もあり、一概に体力面の問題だけでもないのか。対するマジョルカが、年に何回もないだろうパフォーマンスを見せたことを差し引いても、これまでの快進撃を無にしかねないふがいなさ。ラウルもそうしたチーム状態を救うだけのコンディションにないことは明らかで、厳しいことを言えば「出ているだけ」。
まあ、それでも先発の豚くんに比べたらマシかもしれないな。

前線にボールの収まり所か、選手が走りこむスペースを作りたいレアル。だが、それはロナウドのためにかなうことがない。ロナウドが相手最終ライン前に居座り、全くと言っていいほど味方と連係したプレーを行わないからだ。ボールが来ないのではなく、ボールを引き出さないロナウド。彼が動かないことによってマジョルカ守備陣も動く必要がなく、レアルの攻撃も動きを生み出すことができない。レアルがマジョルカ陣内に攻め入っても、動きの感じられない雰囲気がピッチには漂う。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20060227-00000027-spnavi-spo.html

最後まで替えなかったのが、まるで罰であるかのように見えたのは僕だけだろうか?
グティが戻り、さらにジダンが復活しないと、もうどうしようもないな。ダービーは期待していいのかな。