銀河ではないが

ベティス対マドリーは0-2でマドリーがリーガ3連敗を免れた。ベティスが悪かった訳でもないが、腐っても鯛とはいいすぎでも、あのメンバーでまともなフットボールをされたらこうなってしまうということか。
マドリー今季最高の試合だったと思う。中盤のファンタジーは皆無、銀河と称されたビッグネームも軒並みいなかった。でも、いやだからこその内容だった。
スタメンを見た瞬間に期待感は増し、ルシェンブルゴに拍手したい気持ちになる。勿論、スーパーなプレーなど期待できない。が、“銀河”ではなくとも他のチームからすれば垂涎もののタレントが居並び、とりわけ「若く」なっている。チーム全体としてアグレッシブに攻め、そして守る、という至極まっとうなフットボールをこのチームがやれば、きっと面白いコンテンツになると、ずっと思っていたから。
図らずも主力のケガというカタチでこのような好チームができあがったのだけど、それもわずかのことなのが悲しい。ベッカムが戻ればあのパス回し(久しぶりに見た!)のリズムもなくなるだろうし、今のジダンロナウドでは、運動量という面において、チームに歪みを生じさせてしまうように感じている。(特にジダンがそうなっているのはとても悲しい。)
やはり、本当のトップのチームに対しては今回いなかったメンバーの高い絶対値が必要なのかとも思うが、このマドリーも、悪くないと思う。
  
それにしても、グティってのは本当に才能の塊みたいなヤツなんだよなあ。器用貧乏というなかれ、これだけ多くの才能を高いレベルで持ち合わせているプレイヤーはそうはいない。