Good Game, Bad Choice

降雨のため開始が遅れたセミファイナル。主催側はディフェンディングチャンピオンへの敬意か、本来第2試合目のシャラポワーヴィーナス戦をセンターコートに、ダベンポートーモレスモをNo.1コートに振り分けた。
そしてN○Kもセンターコートでの試合を優先した。
見たい方を見れなかった腹いせに、意味もなくヴィーナスを応援してしまった。かつて連覇を成し遂げ、芝に愛され、パワーテニスの代名詞となったが、ここ2、3年は力を落としてきているように見えていた。時代を作り、頂点を極めたがゆえのモチベーションの低下があったか、それとも妹と競うことに嫌気がさしたか。
このままでは次々と現れる若いタレントに埋もれてしまうところだったし、そうなったとしても彼女のキャリアにケチがつくようなことはなかっただろう。それがここにきて、かつてのトップフォームを取り戻したかのようなスピード&パワー。この日のヴィーナスはあらゆる面でシャラポワを凌駕していたと思う。
果たしてこのヴィーナスとの決戦にはアメリカ人が来るのか、それとも無冠のフランス人が奇跡的な逆転の末くるのか。
試合としては絶対にNo.1コートの方が面白かったハズ。こっちを先に放送して欲しかった。