好ゲーム

録画したものを朝イチで観戦した、ワールドユース 日本ーモロッコ。双方の気迫に溢れた好ゲームだったと思う。内容うんぬんはともかくとして、勝ちたいという気持ちはとにかく伝わってきた。
序盤から全てを出し尽くさんばかりに走りまくった結果、前半は主導権を握っていたと思う。だから得点しなければならなかったのだけど、どうしてもゴールが遠い。何しろ枠に飛んでないシュートは絶対にゴールにはならない。カレンに惜しいシュートが2本あり、コーナーを丁寧についたものだったが、いかんせんコースとしては狭すぎて、DFに阻まれポストやバーに嫌われ続けた。
  
チャンスに際してどうしても固くなりすぎる嫌いのあるこの若者たちの中に「点取り屋」タイプがいなかったのが残念だ。最もそのタイプに近いのが最年少の森本だったというのもツライ。
  
最後まで得点への明確なイメージを感じないまま、ただ1勝が遠かった。延長を意識した交代枠の温存にも疑問がある。そうしたベンチの思惑が選手に伝わった結果が、相手をより攻撃的にさせ、味方を消極的にさせてしまったと思えなくもないから。

負けて得るものもあるとは思うが、それも「勝って得るもの」との比較があって初めて意味を成す。次は五輪を目指すわけだけど、念願のメダルなどは夢のまた夢か。