同窓会

hal-u2005-05-09

大河ドラマを観ているのだけど、昨日はとうとう草刈正雄が登場。何が「とうとう」なのかは分かる人にしか分からないのだけど、既に出ていた丹波哲郎三浦浩一、水島涼太など、さしずめ同窓会といった趣きだ。
これで渡瀬恒彦、それに遥くらら紺野美沙子が出てきたら‥‥と思わずにはいられないが流石に遥くららは無理か。
金子さんの脚本では武士だけではなく、その周りにいる、いうなれば下層の者達までもが「熱き血をたぎらせて」いる(いやむしろその者達こそが)。そのバランスが単なる戦国もの、軍記ものとは一線を画する要因となっているように感じている。
以前なら草の者、本作ではお徳や五足といったところか。五足役の北村有起哉は良かっただけに、残念な展開ではあったけど、あのような「大火」のシーンというのはおおむね、物語の中で一つの転機を果たす役割を持つ。それが火の持つ力なのだろう。そういう大事なシーンを演出した五足という存在はすごく重要な役だったというわけか。
そんな中で、いい本を損ない続けているのが他ならぬ‥‥いや、言わないでおこう。