攻撃と防御の間で

北斗がサイドバック? これぞ攻撃フットボール
本当は1-0で勝ちたい、でもそれが出来ない。ならどうする。しっかり2点差を狙えるチームを目指すか。
3試合を1勝2分けで勝ち点5、2勝1敗なら勝ち点6だ。
‥‥って、そんな単純な計算で勝ち抜けるようなら苦労しないんだね、J2。
映像として観れていないのが残念だけど、誠史と太田が先発したのは嬉しかったし、先制されてから追いつき、逆転したということを純粋に評価したい。それも取るべきポジションのFWの2得点だよ。これはチームとしては最良の結果ではある。それでも勝てなかったのはどうしてか。GKのミスというだけで片付けるのか、それともしょぼかったとはいえ、シュートを打たせたこと自体を問題にするのか、もっと遡って‥‥キリがない。
それでも、そこに思いを致すことで次に繋がっていくと信じたい。あの時あの一歩が出せていたら‥‥。多分その一歩から全てが始まり、そして全てを決めるんじゃないだろうか。
到底、今の福岡にファンタジーは望めまい。それよりも徹底的なリアリズムの追求こそがトップリーグへの近道であるように思えてきている。というのも、今季の福岡の戦いを見るにつけ、僕は一つのフットボールの形の萌芽を観ているような気になってきているから。かつてのバレンシアのような、守備主体でありながら、その守備に対する絶対的な自信に支えられた強烈な攻撃力をも持つという、リアリスティックでモダンなチームの創成。(攻撃の為の守備であり、守備の為の攻撃であるという一つの理想を具現)
長いシーズンを戦い抜いていくには、アイデンティティの確立による一体感は不可欠ではないだろうか。結果がついてこないことに加え、研究されてきているという中で、自らの形に自信を持ちづらいところではあるけど、局面で相手よりも一歩先に、また一歩多く踏み出す為には、自分たちの戦い方に誇りを持つことが大事だと思う。プロとは誇りによって突き動かされるものでしょう。泥臭くてもいいから、より激しく、より厳しく。

http://www.nikkan-kyusyu.com/view/fu_1115561211.htm
http://www.nikkan-kyusyu.com/view/fu_1115561176.htm

それにしても、やはり山形と争うことになるのな‥‥