バブルの終焉

浦和FW高原を放出へ!若返りで構想外
先日の闘莉王の退団&海外挑戦の件に続き、とうとう高原も。
前季からの浦和はワシントンというターゲットと長谷部という大きな歯車を失い、そして良くも悪くも保守的なチームに刺激を与えていた小野もいなくなったことで、どこにも行けなくなったように見えた。もともと志の高いモダンなプレーを目指していたわけでもなかったし、Jのサイクルではどんなに良いチームでもおおむね3年が限度ということで、正しい流れではあるのか。
いまさら「引いてカウンター」なんて恥ずかしくて出来ないし、かといって他所からきたストライカーにはなぜか冷たいから、逆算した得点パターンも確立出来ないまま。それでもどうにかそこそこの順位にいるのはすべてサポーターの存在ゆえでしょう。
しかしそういうサイクルがあるなかで長いスパンでみると鹿島は図抜けているよね。ただしマルキーニョスが下降線を辿っているようなので、来季は何かしらの転換を余儀なくされるんじゃないだろうか。
さて、まだまだ高原という才能を見ていたい僕にとっては、彼の去就がとても気になります。出て行くことには何の異論もないので、問題はどこが手を挙げるか。個人的には監督の続投が条件付きで大阪のあのチームに行って欲しい。でも清水もほっとけないだろうなあ。
そして大分はバブルを作れなかったねえ。いや、タイトルをとったという点ではよくやったと思いますがありがちな「トップの独断」に誰も意見できなくなったんじゃないか。「7億〜8億円の赤字」というのはそういう金額だと思う。こういう終わり方は寂しすぎるし、一部の責任だけにしないでクラブ・地域全体で今後に取り組んでもらいたいと願う。