最近のドタバタを見て思うに、もしライ○ドアが買収にこぎつけるなら、それがいいんじゃないか、という風潮になってきているように感じられる。それは、合併→1リーグ制への移行となるよりは、その方がいいという論法なんだろうが、ではそれが始めから買収ということであれば、どうだっただろう。まちがいなく相当な批判、反対意見がファンからも上がっていたはずだ。性急な流れの中で様々な発言が飛び交い、本質的なところが見失われがちのように思える。
そもそも1リーグ10球団というのはあくまで通過点でしかない。10球団でリーグ戦を行えば消化試合は一気に増える。下位の球団は優勝の可能性を早い時期に失い、ファンは離れ、赤字球団の一丁上がり。結局は上位球団同士の興行のみが集客力を持ち、収入・人気も比例する。ならば戦力の集中を避けるためにメジャー式のドラフト制を導入し、下位の球団にも優秀な選手を獲得できるようにする──などの抜本的な改革が必要なのに、そうした議論はされずに、ただ1リーグがいいのではないかという。
果たして9月にはもう一つの合併案も承認されるのだろうか。
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追記:ここでは木村剛さんがビジネスの面から近鉄ーライブドアの件を言及してますね。プロレスの方がまだマシとは。日本に真のプロスポーツエンターテイメントは存在しえるのだろか。