紆余曲折を経て勝ち取った2勝目。シュート数は呆れるほど少ないし(5本‥)、あらゆるデータであの弱いセレッソに上回られた。とはいえ同点の間はよく戦っていたし、慎重すぎるほどにバランスを気遣っていたおかげで危なげない試合運びが出来ていた。
「自分たちのサッカーを取り戻した」
なんて言い方もできるのだろうが、その“自分たちのサッカー”がこれから続く上位陣に対してどれだけのことができるのか。そのことが気になって仕方が無い。
例によってのリードしてからのドタバタに関しては今さら何も言うまい‥‥それならとにかく最少失点でやり過ごし、後半に勝負所を見極めて、一発をお見舞いするということでもいい。ただし、無闇に受けに回ってやり過ごせるほど甘くはないです。
唯一の拠り所は、チームとしての一体感が見えていたことで、これが倍になっていた勝利給に由来するものでないことを祈ります。
古巣に対する気持ちがプレーに表れていた久藤と布部の必死さがあの点に繋がったとするなら、次はバロンの番では。誠史、飯尾が戻っている今、あらためてPA内でのバロンの存在感に期待したいのだが‥
前節の浦和ー清水を見たけど、マルキーニョスが累積で出られなくなったのはツイてる。それでもチョ・ジェジンがいるというだけでも十分コワいんだけどね。肉弾戦を厭わず、どこからでもシュートを狙う強気な姿勢はいかにも韓国のFWらしい。マークすることになる千代の出来が大きなポイントになるだろうね。まあ、何が言いたいかというと、「チョ vs チヨ」だなという、そんだけ。
藤本も間に合わないだろうし、このところ運が巡ってきているように思えるよね。まあ、何が一番ツイてるかって、まだ2勝しかしていないチームの「さらに下」がいるってことだろう。そしてすぐ上にも手が届くという状況もね。
あと、浦和は強いよ。ガンバはもっと強いが。シンジのいない浦和なんて「ただの強いチーム」で面白くも何ともないけどね。湯浅のオッサンはこういうのが大好物なんだろうが、彼らが来年のアジアの舞台でどうなるかは興味深い。おそらくは先の中東遠征をした日本代表のようになるかと。それが悪いとはいいませんが。
僕的には相馬がこんなこと言っちゃうのもわかる気がする。
http://ameblo.jp/somatakahito/entry-10017410604.html
さて、次節はアウェーで勝ち点を拾うことができたら勢いがつくのではないだろうか。期待します。