今朝の空は雲が高くて、季節の移り変わりを感じさせるものだったね。
足下を見て我が身を振り返るのも大事だけど、見上げればただ広い空があり、大きく感じていた悩みなどは瑣末なものにも思えてくる。
感傷に浸っているわけではない。次の試合はすぐだ。地球は回り、フットボールも続く。「崩壊」だの「滅び」だの‥‥そんな言葉は簡単に使いたくないね。不運にして迂闊にも退場してしまった選手の心情は察するに余り有るし、最後までピッチで戦い続けた選手達は猛烈な屈辱をバネに自らの存在意義をかけて、これからも走り続けてくれるはずだし、そうでなくては。ケガや欠場で出られなかった選手達の気持ちは久藤が代弁してくれているよね。
ただしハートはアツくていいがピッチでは冷静であるべき。一つひとつ改善点を拾い上げ、対応していくことだ。
ちなみに今のリーグの状況といえば、下位の5チームに差は無い。
得点で5、失点で8多い甲府が「6勝」していることは何を示唆しているのかな。今のアビスパの順位とはひとえに得点の少なさに由来していると思う。確かにリスクをかけることと無謀は同義ではないはずだし、そこを履き違えるとイタイ。
ここでまた小さくまとまるのか、
「負けもするが勝つ事も出来る」
健全さを身につけるか。
シーズンの中ではチームが調子を落とす時期が必ずある。そういうタイミングのチームと当った時にきちんと攻めて点を取り、勝ち点3を得ることができれば甲府と同じ位置にはいれたろう。上位のチームと善戦しても負けは負け。勝てる時に勝ちきるようになる為には、貧弱な「攻撃の意欲」をもっと高めるべきだと思う。
あえて言う事でもないが、京都戦ではラッキゴールにやられ、FC東京戦では数的不利とセットプレーにやられた。もちろん、大量失点の背景には組織的な守備意識の低下と劣化があるのは論を待たないが、問題はもっとメンタルな部分にあると感じている‥‥。
そのメンタルな部分の特効薬は言うまでもなく勝利なのだが、やはりそれも待っているだけでは掴めないんでね。
次は‥‥相手にとって不足なし、だな。