Crazy Spiral

昨季と比べてさらにレベルアップした要素は、スパイラルとスピンとステップ。どれも驚くほどのレベルの高さだった。
 スパイラルひとつをとってもそうだ。関係者から「クレイジー・スパイラル(信じられないほど高難度のスパイラル)」という声が上がったほどで、足を後方で持ったままエッジの重心をアウト(外側)からイン(内側)に移したり、上体をひねったまま脚を高く上げて難しいバランスを保ったり、Y字バランスからそのまま手を離して前に足を高く上げるなど、レベルの高いスパイラルを披露した。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/other/column/200510/at00006214.html

これまでの荒川の発言などから察するに、この人は結果(メダルの色)をあまり求めていないように感じている。この人にとっては自分が満足するかどうかが関心事であり、究極の目標なのだ。一昨年の世界選手権で成し遂げたものは、それは素晴らしかった。その後のモチベーションの低下は傍目にもわかるものだったのが、ここにきて好調時のそれを取り戻しつつあるのだろうか。
より高いところに目標を設定したとき、この人は力を発揮するのだろう。つまり、トップアスリートであり、優れた表現者であるということだ。
  
http://www.shizuka-arakawa.com/message/index.html
事前のアメリカでの生活が充実していたのもよかったのかも。