これでリーグ戦は8試合負けなし、3勝5分ということらしい。その間にシャハブ ザヘディが5ゴールを決め、勝利に直結する活躍を見せ続けている。昨日はアシストもあった。
川崎戦は引き分けということで、1-1以上のスコアになることも十分ありえたが、そこはお互いがよく守ったと言える。やはり盛り上がったのは最終盤でのシャハブの1 on 1だったが、角度も難しくGKに阻まれた。とは言え、あの形になったことがまず凄いわけで、普通ならDFとの競り合いで止められていたはずだ。彼の才能が福岡の地で発揮されていることを嬉しく思う。
ドローという結果だが、相手のこと、相性を思えばとても良い内容だった。ビッグセーブもあり、この次の試合でGKが村上になったのには違和感がある。それは言及しておきたい。
そしてアウェイ京都戦。先制点はシャハブがアシストした佐藤凌我の復帰ゴール。あのGKからのロングフィードのこぼれをいち早く狙っていたシャハブがまず素晴らしい。そして裏に抜けたところで選択肢は2つあるわけで、実際に彼は目線でGKの意識を引きつけている。その上でパスを選択し、完璧な軌道で届けられた。もちろん決め切った凌我も素晴らしいが、エースの存在感がシュートコースを広げたと言っていいだろう。
失点については割愛。見ればわかるからね。
セットプレーからのゴールも良かった。田代が豪快なボレーを見事にねじ込んでのもので、こちらもシャハブがニアで引きつけて、という格好。身長のサイズがあるゆえに、打点を高くできた。
結果的にはこの直後の紺野のファインゴールが勝敗を決めたわけで、岩崎のクロスの精度含めて良い狙いだったと思う。
この後にシャハブの惜しいシュートがあったが、それは相手GKのスーパーセーブを褒めるだけだろう。逆に言えば、それくらい彼は相手から強くマークされていたということだ。今の彼はそういう役割を担ってもいる。
京都戦は白黒つくのが慣わしということで、きっちり勝って良い流れで連戦に入っていくことができそうだ。次は首位の神戸ということでどうなるか。期待しよう。