たかが、されど

いよいよ明日ですね。5年ぶりになるアビスパのJ1チャレンジが始まります。
開幕前の準備期間中に新しくなったチームを観ることはなかったのですが、あまり心配もしていません。守備のブロックについては昨年の戦力を保持できているし、小原という計算できる選手も得ています。懸念はサイドでしょうが、中盤の献身があればどうにかなるのではないかと。
個人的には昨年の天皇杯でJ1の3チームに互角の戦いをしたことがポジティブになれる材料なんですね。そしてこれら天皇杯での対戦の構図がそのまま今季の各試合の構図になると思ってます。悲しいかな、アビスパはゴリゴリの最下位候補‥‥。相手にすれば天皇杯でJ2のチームとやるのとモチベーション的には似てるんじゃないかと考えるからです。「出来れば楽に勝ちたい」という油断や驕りがあるでしょう。
対して失うものなんか無いんですね、こちらには。毎試合がトーナメントで、今やれることを出し切るだけ。単純明快だから迷いもない。対面の相手に食らいついていって欲しいし、気持ちでは絶対に負けて欲しくない。少なくとも天皇杯でのFC東京戦ではそういう姿を観ることが出来た。ゆえにあまり心配はしていません。そしてリーグ戦に延長はないのです。引き分けられるということがウチのような立場のチームにはありがたい。まずは無失点を望みます。そこからですかね、今季は。開幕戦で勝ち点を獲る、大事だと思います。ただの1試合ではない。
そして攻撃面は未知数ですよ、正直いって。元磐田ユニットがハマるのかどうかも気になりますが、彼らによって控えにまわることになりそうなメンバーにこそ期待します。何のために2部で頑張ったのか。その想いをピッチで爆発させて欲しい。彼らにとっては言われるまでもないことでしょうが!
新戦力の選手達にも期するものは大いにあるでしょう。もちろんこちらも期待しています。あえて言いたいのは個人の栄達のためにチームやクラブはあるのではないということですね。新旧も上下もない、良いチームになって欲しいです。
とにかく堂々と、雄々しく戦い抜いてくれ。